先週が名古屋マーラー音楽祭の2月公演だったというのに今週早くも3月公演。 今回は、満員御礼で当日券もなし。あらかじめチケット買っておいてよかったというものだ。 この「復活」という曲は私にとっては思い出深い曲で、初めて買ったマーラーのレコードがこの曲だった。確か14歳で買ったものだと思う。ズービン・メータが若い頃ウィーンフィルと録音したもの。 このレコードは恐らく私が買ったLP、CDの中で一番繰り返し聴いたものだったと思う。高じてスコアも買い込んで必死に聴いたものだった。 実はこの曲、20年ほど前に合唱団として参加して歌ったこともある。小林研一郎指揮名古屋市民管弦楽団の記念演奏会で歌ったもの。 まあ当時の自分はバリトンからセカンドテナーに移行したてで、まるきり声など出ていなかったのだが、あのときの高揚感は忘れられない思い出となっている。 三つ子の魂百までとは言うが、しばらくこの曲を聴いていなかったのに、今回のコンサートを聴きながらも曲の細かいところまでおぼえていた自分に驚いた。 で今回の演奏ですが、全体を通して聴くと本当に素晴らしいものでした。 全体的にたっぷりとしたテンポで溜めるところは思いっきり溜め、そして爆発的なフォルテ、縦横無尽につけられたデュナーミク、これは指揮者の黒岩氏に負うところが多いのかもしれないが、恰幅のよい重心の低い音楽で非常に楽しむことができた。 特に第4楽章の「原光」は三輪さんの深々とした独唱の素晴らしさは光っていた。 ちょっと残念だったのが合唱。出だしがあまりに音量が強すぎたように思う。あれでは神秘的な雰囲気が台無しだ。でなければフォルテはもっと鳴らさなくてはならない。デュナーミクが狭かったのが残念。 それに発声もやや浅く、ドイツ語にまるで聴こえなかった。音程は悪くなかったが、音色が不揃い、でもこれはいくつかの合唱団が集まった臨時合唱団だからやむを得ないのかもしれない。 あと楽譜を持って歌っていたが、あれだけ短い歌であれば暗譜を目指すべきだったと思う。 オケの各パートも比較的安定していたと思う。ホルンがちょっと冴えなかったりトランペットが落ちかけたりとヒヤヒヤしなかったわけでもないが、まあ許容範囲内でしょう。 あとバンダが効果的だったのは特筆に値すると思う。 しかし、生で聴く「復活」というのはやはり格別で90分超えた演奏だったのに、まるで飽きずに聴くことができた。まあこれは自分が一時熱を入れて聴いていたからでもあるけれども。 先週第1番を聴き今週第2番と続けてマーラーを生で体験できたが、これはマーラーの作曲家としての成熟を聴き取るという意味で非常に興味深い体験となった。 まあぶっちゃけた話、第2番ともなると、もうマーラー節全開でこれでもかというほど誇大妄想癖音楽を聴かされる。 井上道義氏が言うように、マーラーをやるにはクレイジーな状態じゃないといけないわけで、ということは25年間以上聴き続けている私は相当クレイジーなわけだ(笑)。 |
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ピースうさぎ 2011/03/07 17:16 |
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